ズボラにナッジ理論を使えるようになりたい!
ナッジ理論使うのって大変じゃない?
最近仕事でよく「ナッジ理論」という言葉を聞くようになってきた。
2008年に、米国の経済学者のリチャード・セイラー教授と法学者のキャス・サンスティーン教授によって提唱され、2017年に、セイラー教授がノーベル経済学賞を受賞したことで、近年注目を浴びているようだ。
少しだけかじってみて思ったのが「なーんだ、ただの好事例じゃん」である。
それからなんとなく偉そうにしているのが気に食わなかったのだが、仕事で触れる機会が増えすぎて、こりゃちょっと全体像を把握しないといかんと思った。
そんなザックリとした理解でイメージ選考でなんとなく取っ掛かりになれるように作ってみた。
多分大きく間違ってはいないと思うので、他の方の参考になれば幸いである。
超ザックリ!猿でもわかるナッジ理論の使い方!
ナッジ理論を使う前に…
昨今、はやりであちらこちらから聞こえる「ナッジ理論」。「とりあえずやろう」のニュアンスで取り入れられているように見えてきますが、「ナッジ理論」は枝葉の技術。
基本を抑えていないと思っていた結果とは違う結果になるのはザラ。
そんなあなたに、お猿さん並の頭のわたしが、偏見に満ちた「ナッジ理論」の使い方をご紹介。
ナッジ理論にたどり着こう
前述のとおり「ナッジ理論」は枝葉の技術・考え方。
技術や考え方はツールのようなもので、使い方の前提を知らないと使えない。
行動経済学を知っておく
行動経済学では、人間が起こす行動は、2つの思考で処理された結果だという。
良くも悪くも作用するバイアス
行動経済学での基本的なバイアスを抑えておこう。
マーケティングの基本を知っておこう
マーケティング業界で活用されてきた理論で、消費者行動モデルの古典的存在、「AIDAの法則」を知っておこう。
ナッジ理論を知っておこう
ナッジ理論は今まで出てきた基礎を組み合わせて使用した時に、望ましい選択を取らせるものになっているかを判定するフレームワークのようなもの。NUDGESやEASTというものが多く使われる。
チェックリストといったほうがわかりやすいかもしれない。
猿並みの頭だとこんな感じ
わかったのはナッジ理論を使ってどうこうするというよりも、起こしたい行動選択の推奨においてやろうとしていることが、ナッジとなっているかどうかを見ることが主のようだ。
こう言われれば確かにナッジの例で出てくるものが好事例集になっていることもうなずける。
大切なのは行動経済学的な思考やマーケティング的な思考のようだ。